川のせせらぎ、鳥のさえずり、邀月茶坊(ようげつさぼう)は自然の中の癒しの空間

猫空の奥まった場所にひっそりと佇む茶藝館の邀月茶坊。アクセスが難しいと聞いて心配していたものの、地域内を走るミニバスに乗り、ロープウェイの猫空から歩くことなくサクッと辿り着くことができたのはラッキーでした!

緑あふれる自然に囲まれた茶房で香り高いお茶をいただきながらまったりする時間は最高♪
邀月茶坊はまたぜひ訪れてみたい場所のひとつになりました。

邀月茶坊は年中無休、24時間営業

そもそも邀月茶坊を訪れるきっかけとなったのは、こちらが年中無休の24時間営業だったから。
台北滞在で毎回悩むのが店の営業時間。行きたい店は多々あるものの、定休日だったり営業時間外だったりでスケジュールを組むのが中々難しいんですよね。

その点、邀月茶坊は24時間営業だから、アクセスさえクリアしてしまえばスケジュールが立てやすいのです。
実際、我々も予定していた日より翌日のほうがお天気が良さそうだったので、急遽予定変更。結果、翌日は素晴らしい青空が広がり目論み成功!という感じでした☀


うれしい日本語メニュー完備

趣のある茶坊の入口。九份とはまた違った魅力を感じます。

邀月茶房のHP

料金は前払い制で、最初にお茶とお湯とお料理代を払うシステムです。

実は茶藝館を訪れるのは初めてだった私達。オーダーの仕方もお茶の淹れ方も全く分からず最初はちょっと緊張したけど、懇切丁寧な日本語解説とメニューのお陰で不安も解消。お店のスタッフさんはほとんど日本語は通じなかったものの、特に不便は感じませんでした。


迷っても大丈夫!じっくり選びましょう

料金はお茶代の他に別途お湯代がかかるシステムですが、滞在時間に制限のない邀月茶房では、一度お湯代を払ってしまえば何度でもお湯は汲み放題。何時間でも滞在できます。

でも、お茶の種類がたくさんあってすぐに選べない。
するとお店の方が、‘先に席に着いて、注文が決まったらオーダーで大丈夫ですよ’と。いうことで、あーでもない、こーでもないと悩んで選んだのが人気マークのついてる文山包種茶 40g 280元。茶葉は缶に入っていて、余ればお持ち帰りもできます。

当初は別な場所でランチをする予定だったので、頼んだのは台湾風あずきのパイ45元と大根もち60元だけだったけど、

結局、猫空で長居しすぎてお昼ご飯の場所までたどり着けなかったので、点心も頼んどきゃよかったな。

茶処らしく茶葉を使ったメニューも豊富。これも1品くらい頼んでみても良かったかも。

観光地なのでお値段は少々高めの設定だけど、

定食なんかもあって、次回はここでゆったりとお食事をいただくもの良いかもね。

支払いは2人分のお茶とお湯と軽食代で合計525元。ひとりわずか1000円で香り高いお茶と美味しいお菓子とまったりとした時間が満喫できてもう大満足です!


広い茶園でお気に入りの場所を見つけよう

1989年オープンの広大な茶園には各所に東屋が点在していて、風景や好みに合わせて席が選べるようになっています。

こちらは茶畑が見渡せる茶園エリアでしょうか。

邀月茶坊は猫空の奥まった場所に位置するため、眼下の景色は望めませんが、その分大自然に囲まれ静かでゆったりした時間が流れています。
また名前の邀月は【月を迎える】という意味らしく、月夜も大変美しいそうです。

茶坊の入り口から近いエリアは屋根付きで、雨天時はこちらでまったりするのも良さそうですね。ただ、団体様も利用するため、時間帯によってはかなり賑やかになってしまいます。

緑に囲まれて更に静かに過ごしたいという方には、谷にかけて広がる純飲茶区がお勧めです。
ただし、こちらは厨房から離れてしまうため、注文できるのはお茶と軽食や点心類のみとなっています。

私達が選んだのはその純飲茶区の谷にせり出したこの東屋です。

その更に下にはチベットエリアという渓流に近いテーブルも点在していました。
ロープウェイはあんなに大行列だったのに、さすがにここまで来る人は少ないのかな?このエリアはほとんど人がいませんでした。

そんな自然いっぱいの邀月茶房ですが、自然いっぱいなため虫は確実にいます。気になる方は虫よけスプレーを持参してくださいね。


川のせせらぎと鳥のさえずりを聞きながら花の香り高いお茶をいただく至福の時

そうこうしているうちに、お茶セットが運ばれてきました!

自然の中のお茶セットは絵になりますね!シルバーの茶筒には茶葉が入っていて、余ったらこの缶ごとお持ち帰りができます。

さっそくお湯を汲んで茶藝を始めるとしますか。

写真解説付きの懇切丁寧なお茶の淹れ方にならい、ひとつずつ手順を踏むも、

私もお友達もどちらかと言えば大雑把な性格のため、途中で面倒になってしまい、(これじゃぁ茶藝の意味ないでしょ!?と言われてばその通りです、ごめんなさい)

お料理を運んでくれたお兄さんにデモンストレーションをお願いしたところ快く引き受けてくれました。

自分の英語はあんまり上手じゃなくてうまく説明できなくてすみません
なんて恐縮していたけれど、


いやいや、茶葉の量や蒸らし時間も丁寧に教えてくれて、とっても美味しいお茶がはいりましたよ。

台北・文山地区産の柔らかく清楚で花の香り漂うお茶は日本人にも人気だそうで、確かに清涼感もあって癒やし効果抜群です!
一度の茶葉で4,5回はお茶が飲めるそうで、私達は3回ほど茶葉を変えたかしら。

ボリュームたっぷりの台湾風小豆パイと大根もち。パイはサクサク、ほんのりニンニクが入った甘じょっぱいつけダレも美味です。

まったりとお茶を飲んだりおしゃべりしていたら、予定時間をずいぶんオーバーしてしまいました。でも、もし時間が許すなら次回は半日はのんびり過ごしてみたいな。

今回は昼間だったけれど、夕方から夜にかけて訪れてみるのも風情があって良さそうですね♪


帰りはバスでMRT萬芳社駅もしくは動物園駅か指南宮駅へ向かうのがお勧め

 

行きはよいよい帰りは怖い

邀月茶坊からの帰路は体力が残っている方はロープウェイの猫空駅まで30分ほど徒歩で戻るものアリですが、私達は歩きたくなかったので、邀月茶坊の前を通るバスに乗ることにしました!
ただし、猫空駅方面のバスは本数が少ないため、乗るならMRT文湖線萬芳社駅動物園駅に向かうバスがオススメです。

私達は次の目的地が指南宮だったのですが、指南宮行きのバスがいいタイミングであったので、それを利用することに。

待ち時間がある場合は、ショップでお買い物をするのも良いかもしれませんね。
お店の人に聞けば、あと何分後にバスが来るか調べてくれるのでぜひ声をかけてみましょう!

動物園駅やロープウェイの指南宮駅へ向かうバスに乗る場合、邀月茶坊を出て道を渡ったグリーンの場所が乗り場になります(バス停はありません)

人が二人立っている場所だとロープウェイの猫空駅方面になってしまうため、バスは停まってくれません。

そしてバスが見えたらすかさず手を上げて、紙に書いた自分の行き先を運転手さんに見せましょう!

まるでヒッチハイクのようだけど、無事指南宮行きのバスに乗り込むことに成功!

急カーブが続く山道をバスは猛スピードで走り抜け、10分ほどで指南宮駅へ到着しました!事前にほとんど予備知識がなかった指南宮ですが、こちらもまた絶対に訪れたいほど素晴らしい場所でした。

 

 

 

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